アクアライン---第3四半期決算を発表、9-11月(3Q)営業損益が前年同期比で大幅改善
アクアライン<6173>は13日、2023年2月期第3四半期(22年3月-11月)決算を発表した。第3四半期累計の売上高は前年同期比20.0%減の32.87億円、営業損益が3.04億円の赤字(前年同期は3.99億円の赤字)、経常損益が2.96億円の赤字(同4.07億円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純損益が2.30億円の赤字(同4.54億円の赤字)となった。
また、第3四半期(9-11月)の売上高は前年同期比5.7%増の10.88億円(前年同期は10.29億円)、営業損益は0.95億円の赤字(同2.88億円の赤字)と赤字幅を大きく縮小、前年同期比で1.92億円の増加と大幅に改善となった。
第3四半期累計の売上高は2022年5月30日までの業務の一部停止の影響およびコロナ禍、半導体不足の影響により前年比で減少したようだ。ただ、業務の一部停止後に営業が順調に回復してきていることから営業損益は改善し、前年比で増加している。
さらに、通期業績予想の売上高43.66億円に対する進捗率は80.0%と順調に推移している。第4四半期は年末の大掃除に合わせての水回りリフォーム需要や凍結による水回り修繕などの増加で繁忙期となるため、売上高は通期業績予想の達成を見込んでいるようだ。また、営業活動がほぼ回復したことに加えて、事業取得した(株)生活救急車の営業利益が加わることから第4四半期の営業損益は黒字転換することを見込んでいるという。
そのほか、2024年2月期については(株)生活救急車を子会社化したことによる連結寄与が期待される。営業活動が2023年2月期までに着実に回復し、今後は加盟店ビジネスが本格化するなか、(株)生活救急車が加わることで事業がさらに活性化しそうで、第4四半期及び来期の業績推移に注目しておきたい。
《TY》
提供:フィスコ