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ダウ平均は大幅反落 米雇用指標が底堅さ示す FRBの利下げ期待を正当化せず=米国株前半

NY株式5日(NY時間11:48)
ダウ平均   32887.06(-382.71 -1.15%)
ナスダック   10352.11(-106.65 -1.02%)
CME日経平均先物 25745(大証終比:-35 -0.14%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。この日発表の米雇用指標がともに労働市場の底堅さ示したことが嫌気されている。

 12月のADP雇用統計は23.5万人増と予想(15万人増)を上回ったほか、12月最終週の米新規失業保険申請件数も20.4万人と9月下旬以来の低水準となった。景気後退への懸念があるにもかかわらず、労働需要は供給を遥かに上回り、賃金も上昇圧力が続き、消費者は消費余力がある。また、解雇率も極めて低く、求人倍率も上昇。

 明日は12月の米雇用統計が発表されるが、非農業部門雇用者数(NFP)は20万人増、民間部門雇用者数は18.3万人増が見込まれている。失業率も3.7%と歴史的な低水準に留まるとみられている。インフレはピークの兆候も見せ始めているが、労働市場が底堅い場合、インフレが思ったほど鈍化せずに、FRBの引き締め政策も長期化の可能性が高まる。FRBは否定しているが、市場は早ければ今年中にもFRBは利下げに移行するとの観測が出ている。それは雇用情勢次第といった面も大きそうだが、少なくとも今回の数字からは、市場の期待は正当化されそうにはないようだ。

 ドラッグストアとヘルスケアを手掛けるウォルグリーン<WBA>が取引開始前に決算を発表し、通期の1株利益の見通しを据え置いたことが嫌気されている。同社は様々な逆風に直面しているが、中でも全米規模のオピオイド危機に関連する訴訟の和解は65億ドルの負担になるという。売上高の伸びの見通しを相殺している。

 アマゾン<AMZN>が前日引け後に従業員1万8000人強をレイオフすると発表した。削減数は事前に想定されていた水準をかなり上回る規模。ただ、株価は冴えない反応を示している。

ウォルグリーン<WBA> 34.59(-2.90 -7.74%)

アップル<AAPL> 126.91(+0.55 +0.44%)
マイクロソフト<MSFT> 223.61(-5.49 -2.40%)
アマゾン<AMZN> 83.99(-1.16 -1.36%)
アルファベットC<GOOG> 87.37(-1.34 -1.51%)
テスラ<TSLA> 109.79(-3.85 -3.39%)
メタ・プラットフォームズ<META> 126.76(-0.61 -0.48%)
AMD<AMD> 63.60(-1.07 -1.65%)
エヌビディア<NVDA> 142.74(-4.75 -3.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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