Bエンジニア Research Memo(9):2022年8月期の1株当たり配当金は2.0円を実施
■株主還元策
Branding Engineer<7352>は、企業価値の向上による株主への利益配分を重要な経営課題の1つとして認識している。剰余金の配当については、事業計画に必要な資金需要や業績、キャッシュ・フローのバランスを総合的に勘案し、財務基盤の健全性、経営の自由度を確保しながら、株主への利益還元と中長期的な配当性向の向上を基本方針としている。
2022年8月期は1株当たり2.0円(配当性向15.4%)の配当を実施する。2023年8月期の配当については未定であるが、同社は収益成長による企業価値の向上と配当性向の向上により株主に報いる方針で、配当を実施することにより投資家が投資しやすい環境を整えることを明確に示していること、ストック型の収益モデルにより安定的な成長を続けていることから、配当が実施される可能性もあると弊社では見ている。
また、同社では2022 年9月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施した。これは、剰余金の配当実施による認知度向上と、株式分割による流動性向上の相乗効果によって、投資家層の拡大を目的としている。
株主優待制度に関しては毎年8月末時点を基準日とし、株主名簿に記載・記録され同社株式を100株以上保有する株主を対象としている。株主優待の内容は、「Midworks」「tech boost」にそれぞれ初めて参画・入学した際に受けられるものとなっている。「Midworks」は初めて参画した株主に祝い金として20,000円(参画した案件が6ヶ月以上継続した場合はさらに30,000円)を贈呈し、「tech boost」は初めて入学した株主へ同サービスで利用できるメンタリングチケット6枚(50,000円相当)を贈呈する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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提供:フィスコ