日ピストン Research Memo(8):2031年3月期に非自動車エンジン売上高比率40%以上を目指す
■成長戦略
1. 長期ビジョンと第八次中期経営計画
日本ピストンリング<6461>は、排出ガス規制などの環境貢献、コストダウン、EV化やCASEなどの技術ソリューション、グローバル対応といった、自動車業界を取り巻く事業環境の大きな変化に対応するため、長期ビジョン「The Next NPR 2030」を策定した。目標値としては、2031年3月期に売上高1,000億円、営業利益率10%以上、非自動車エンジン売上高比率40%以上、CO2排出量46%削減(2014年3月期比)を掲げている。
また、将来のありたい姿からのバックキャストにて、2021年5月に第八次中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)を策定した。長期ビジョンの達成に向けた基盤構築ステージとして、2024年3月期の売上高540億円以上、営業利益率8%以上、非自動車エンジン売上高比率15%以上、CO2排出量25%削減(2014年3月期比)を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ