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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4587 ペプチドリーム

東証P
2,738.0円
前日比
+174.5
+6.81%
PTS
2,738.5円
23:44 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.3 6.07 9.95
時価総額 3,560億円
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<動意株・27日>(大引け)=良品計画、三陽商、ペプドリなど(その1)

 良品計画<7453>=25日線足場に上値慕う。26日取引終了後、同社が展開する生活雑貨店「無印良品」の一部商品を来年1月から値上げすることを発表した。原料価格の高騰などコストを吸収するための措置で、対象となるのは大型家具、プラスチック収納、布団カバーなどの布製品、食品など。これによる収益採算の向上に期待する買いを誘導している。株式市場では消費関連企業の値上げ実施は、ポジティブ材料として株価にプラスに作用する傾向が強い。

 三陽商会<8011>=続伸。午前11時ごろ、23年2月期の連結業績予想について、売上高を566億円から575億円へ、営業利益を16億円から19億円へ、最終利益を14億4000万円から15億5000万円へ上方修正し、あわせて50円としていた期末一括配当予想を54円へ引き上げたことが好感されている。会計基準の変更に伴い対前期増減率はないものの、行動制限の緩和による外出機会の増加や百貨店・直営店の集客が回復したことを受けて、コートをはじめとした重衣料が堅調に推移したことや、10月以降に一部ブランドでインバウンド需要の回復が見られたことなどから、第3四半期時点で売上高が計画を上回っていることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高419億3700万円、営業利益10億2800万円、最終利益9億8500万円だった。

 ペプチドリーム<4587>=急反騰。26日の取引終了後、米イーライ・リリー<LLY>と新規のペプチド―薬物複合体(PDC)の創製・開発に関する共同研究及びライセンス契約を締結したと発表したことが好感されている。今回の契約締結により、ペプドリは独自の創薬開発プラットフォーム「PDPS」を活用し、目的とする細胞・組織にペイロードを送達するためにイーライリリー社が選定した複数のターゲットに対して、高い結合性を有する特殊環状ペプチドを同定する。また、共同研究から創製されたPDC製品の開発はイーライリリー社が実施する。ペプドリはイーライリリー社から契約一時金を受け取るほか、今後開発、承認、販売マイルストーンフィーとして総額で最大12億3500万ドルを受け取る可能性があるほか、ペプドリは製品化後の売上高に応じたロイヤルティーを受け取る権利を有するようになる。なお、22年12月期業績への影響は現在精査中としている。

 ANYCOLOR<5032>=戻り足に転じる。3営業日ぶりにフシ目の6000円台を回復した。今年6月に東証グロース市場に新規上場した銘柄だが、他に類似企業のないVチューバー関連株としてセカンダリーで大人気を博し、10月27日には1万3790円の上場後の最高値を形成した。しかし、その後は売り物に押されがちとなり、今月に入ってからは大株主のロックアップ解除に絡む思惑で下げが加速。更に15日に発表した23年4月期の業績予想の上方修正が市場の期待に届かないとの見方で2段下げの憂き目を見た。高値から半値以下の水準に売り込まれたわけだが、これについて市場では「信用取引を使って同社株を買う短期の個人投資家も多く、最近の急落は追い証回避目的の投げが下げを助長した面も大きい」(ネット証券マーケットアナリスト)という。ただ、そうした投げも目先一巡した感が強い。「需給面では大分軽くなっており、戻り売りの具合をにらみながら、リバウンド狙いの買いが再び増勢となっている」(同)としている。

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