コニシ Research Memo(5):化成品は自動車・電機等の回復で増益
■コニシ<4956>の業績動向
(2) 化成品
化成品の売上高は16,962百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益は679百万円(同38.9%増)となった。なお、同セグメントの売上高は「収益認識基準」の適用による影響が大きいため、業界別については「売上総利益」で開示している。
a) 自動車:売上総利益558百万円(前年同期比31.9%増)
自動車の生産回復に加え、新規採用品の増加により大きく躍進した。車載部品用商材が大幅に増加した。
b) 化学工業:売上総利益207百万円(同6.8%増)
樹脂原料が好調に推移した。
c) 電子・電機:売上総利益190百万円(同19.1%増)
放熱材向け商材が好調に推移し増収となった。
d) 塗料:売上総利益77百万円(同0.5%増)
ほぼ前年同期並みに推移した。
e) 丸安産業(株):売上総利益555百万円(同16.3%増)
主力のコンデンサー向けや半導体製造装置向け商材が堅調に推移した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《NS》
提供:フィスコ