新興市場銘柄ダイジェスト:バンクオブイノベは大幅に3日ぶり反発、レントラックスが大幅に続落
<3842> ネクストジェン 663 +9
一時ストップ高。NECネッツエスアイ<1973>及び岩崎通信機<6704>と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当増資でNECネッツエスアイに30万株、岩崎通信機に8万5000株を割り当てる。NECネッツエスアイは議決権9.88%、岩崎通信機は同2.80%を所有する予定。調達資金の2.49億円は開発投資や設備増強などに充てる。ネクストジェンはソフトウェアやクラウドサービス基盤などを両社に提供する。
<4393> バンクオブイノベ 5550 +410
大幅に3日ぶり反発。スマートフォン・PC向けRPG「メメントモリ」の地上波TVCM放映を全国で開始したと発表している。放映期間は26日-23年1月4日。TVCMがユーザー獲得を後押しするとの期待から買いが集まっている。また、バンク・オブ・イノベーション株は11月1日に上場来高値を記録した後、株価が3分の1以下にまで下落していたため、下げ過ぎ感も買い戻しにつながっているようだ。
<6045> レントラックス 856 -102
大幅に続落。11月の売上高が前年同月比32.5%増の2.77億円だったと発表している。10月(43.1%増)から伸びが鈍化した。11月の取扱高は55.3%増(前月75.5%増)の23.33億円、成果報酬型広告サービス事業でのパートナーサイト運営者数は前月から433名増え、4万8289名となった。売上高や取扱高の伸びが減速したことに加え、レントラックス株は19日に年初来高値を付けており、その後は利益確定売りに押される展開が続いている。
<7776> セルシード 140 +8
大幅高。変形性膝関節症(OA)の根本治療のために製造販売承認取得を目指している同種軟骨細胞シートについて、現在共同開発の提携候補先との交渉を行っているため、治験届の提出が23年春まで遅れる見通しになったと発表している。11月14日公表の22年12月期第3四半期報告書では、22年末の治験届提出に向けて準備を進めているとしていた。提出は遅れるものの、準備は着実に進捗しているとの見方から買い安心感が広がっているようだ。
<7378> アシロ 649 +29
大幅に反発。52万5000株(3億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は6.88%。取得期間は26日から23年6月30日まで。株主還元の充実や資本効率の向上を図るのが目的で、取得した自社株は消却する予定。自社株買いが好感されていることに加え、アシロ株は15日に直近高値(910円)を付けてから急落しており、押し目買いも入っているようだ。
<6177> AppBank 138 +1
反発。菓子の卸売販売を手掛けるCANDY・A・GO・GO(東京都渋谷区)と資本業務提携契約を締結すると発表している。CANDY・A・GO・GOは輸入菓子やオリジナル菓子などを販売する店舗を商店街や商業施設など全国19カ所で展開している。AppBankはCANDY・A・GO・GOを割当先として新株予約権2111個(潜在株式数21万1100株)を発行する。両社はIP(知的財産)コラボレーションでの営業協力などで協業する。
《ST》
提供:フィスコ