アドバンスクリエイト---業績予想の進捗を開示、第1四半期は費用先行も、通期予想達成を見込む
アドバンスクリエイト<8798>は20日、2023年9月期(22年10月-23年9月)業績予想の進捗を発表した。同社は23年9月期の連結業績について、売上高が前期比40.6%増の166.80億円、経常利益が同50.4%増の30.30億円と大幅な増収増益を予想している。
コールセンターの増員に伴い、第1四半期は費用が先行して赤字になる見通しだが、アポ数の増加にやや遅れて売上も増加し、第2四半期中には単月黒字化を見込む。通期では目標達成の蓋然性が高いとしている。
また同社は同日、22年11月度の業績概要を発表した。
保険代理店事業における11月度の申込ANPは、アポ獲得・配信数の増加により、対面販売が前月比19%増、協業販売が同7%増となった。通信販売は同11%増となった結果、全体では同14%増となった。
前年同月比では、アポ配信数の増加を受け、協業販売が40%増と大きく伸長。対面販売は18%減、通信販売は新型コロナ感染拡大の中で72%増となった結果、全体では3%増となった。
11月度のPVは、外貨建て保険の解約による戻入増加等により、ANPに比べ弱めに推移し、前月比8%増、前年同月比9%減となった。
メディア事業は積極的な営業活動が奏効し、前年同月から大きく伸長。メディアレップ事業は引き続き堅調に業績を下支えしている。
11月度のACPの販売状況は、協業代理店へのアポ配信を背景に、各システムのID 数が堅調に増加した。
業績予想の進捗、及び月次業績概要によると、同社が獲得する保険相談アポ件数は、23年9月期に入り、前年同月比で20%以上増加している。同社ではアポ件数を売上の先行指標としており、毎月の月次業績概要におけるアポ件数の推移から、通期業績予想達成の蓋然性が分析できると当社では見ている。
《TY》
提供:フィスコ