来年はＦＲＢの引き締めと欧州エネルギー危機、中国の政策が軌跡を決定

　来年は、ＦＲＢの引き締めと欧州のエネルギー危機、そして、中国の政策が市場の軌跡を決定し、市場を左右する可能性があるとの見方が出ている。

　これらの要因が不利に作用した場合、経済と市場のショックが連鎖する「グローバル・ポリ・クライシス」が再来し、ボラティリティとスタグフレーションの拡大を暗示するという。そして、これらは市場のパフォーマンスにとって難しい組み合わせだと述べている。

　一方、インフレの急低下、欧州の暖冬、中国での感染対策がより楽観的な状況を作り出す可能性があるとしている。それは、世界的な景気後退が比較的マイルドなものになることを意味するだろうという。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美