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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3796 いい生活

東証S
555円
前日比
+8
+1.46%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
57.2 1.97 0.90 15.23
時価総額 40.4億円

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いい生活 Research Memo(7):財政状況は堅固、収益拡大に伴い財務体質はさらに強固に


■業績動向

2. 財務状況と経営指標
いい生活<3796>の2023年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比25百万円減少の2,162百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では前払費用が12百万円増加した一方で、現金及び預金が70百万円減少した。
固定資産では有形固定資産が5百万円減少、無形固定資産は45百万円増加した。これはソフトウエア仮勘定が41百万円増加したことによる。負債合計は前期末比46百万円減少の429百万円となった。流動負債は前受金が16百万円、未払法人税等が17百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比21百万円増加の1,732百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が21百万円増加したことによる。経営指標について見ると、財務の健全性を表す自己資本比率は前期末の78.2%から80.1%に上昇し、負債比率は前期末の21.8%から19.9%に減少した。収益拡大をしながら資産は前期末と同水準で推移したことや、前受金の減少などが要因となった。

また、営業活動によるキャッシュ・フローは224百万円の収入であった。主な収入は税金等調整前四半期純利益88百万円、主な支出は棚卸資産の増加11百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは260百万円の支出で、主に無形固定資産の取得258百万円であった。財務活動によるキャッシュ・フローは34百万円の支出であったが、これは配当金の支払額であった。この結果、期中の現金及び現金同等物は117百万円増加し661百万円となった。安定した財務基盤を構築しており、事業活動を進めていくうえで問題のない水準にあり、財務内容は健全な状態にあると判断される。新株発行や新規借入などがなく、1株当たりの純資産は251.08円と、前期末の247.99円から増加した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 石灰達夫)

《NS》

 提供:フィスコ

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