ソフトバンクGは売り優勢、孫会長の保有株比率3分の1超で中期的な株価への思惑も
ソフトバンクグループ<9984>がやや売り優勢、6100円近辺で売り買いを交錯させている。前週末の米国株市場では米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売りに押され、ナスダック総合株価指数は反落となった。米ハイテク株に積極投資し、ナスダック市場と株価連動性の高い同社株にはマイナスに働きやすい。一方、同社は自社株買いを積極的に推進したことで、市場で流通する株式が吸い上げられた形となり、孫正義会長兼社長の同社株の保有比率が直近11月末で34%と3分の1を超えたことが判明した。会社法では株式保有比率が全体の3分の1を上回ると、株主総会での特別決議の際、単独否決権を有することになる。孫氏の権限が強化された形となることで、今後中期的に株価への影響が発現することも考えられる。
出所:MINKABU PRESS
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