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株価指数先物【引け後コメント】 メジャーSQを控えてロールオーバー中心の商いのなか、リバランス継続でNTロングの動き


大阪12月限
日経225先物 27840 +80 (+0.28%)
TOPIX先物 1948.0 -3.5 (-0.17%)

 日経225先物(12月限)は前日比80円高の2万7840円で取引を終了。寄り付きは2万7750円と、シカゴ日経平均先物(2万7710円)にサヤ寄せする格好で、やや売り先行で始まった。現物の寄り付き直後につけた2万7680円を安値にショートカバーが強まり、前場半ばには一時2万7860円まで買われ、プラスに転じた。前場半ば以降はこう着感の強い展開が続くなか、後場は2万7750円~2万7800円辺りの狭いレンジで推移。取引終盤にかけてショートカバーの動きが優勢となり、2万7840円と日中の高値圏で取引を終えた。

 日経225先物は、ファーストリテイリング <9983> [東証P]がリバウンドを強めており、3%を超える上昇で日経平均株価を約86円押し上げる格好だった。また、中国では「ゼロコロナ」政策への不満解消に向けて各地で規制緩和が拡大しており、これが好感されて上海総合、香港ハンセン指数が強い値動きだったことも、買い戻しを誘ったようである。

 一方、為替市場では円高の動きにより輸出関連株が軟調だったほか、米長期金利の低下傾向が見られるなかで金融セクターが小安いなど、TOPIX型の弱さが目立った。これにより、NT倍率は先物中心限月で一時14.31倍まで上昇する場面が見られ、14.29倍で取引を終えた。足元で抵抗線として意識されていた75日移動平均線(14.26倍)を終値で上回っており、抵抗線突破から反動は想定されるものの、一段とNTロングの動きが強まる可能性はありそうだ。

 週末には12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることから基本的には限月交代に伴うロールオーバー中心の取引となる。ポジションを傾けてくるトレードは考えづらく、2万8000円を中心とした、2万7500円~2万8500円辺りでのレンジ内で落ち着こう。5日線や25日線が位置する2万8000円水準を超えられないと、2万7500円~2万8000円の狭いレンジを想定しておきたい。

 一方で来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にリバランスの動きは継続するとみられる。NYダウに対してナスダックの出遅れ感が目立っているほか、NT倍率が直近で強いリバランスの動きを見せていることから、ポジション調整のなかで日経平均型優位の展開に向かいやすくなりそうだ。

 手口面では、日経225先物はBNPパリバが3080枚、ABNアムロが2520枚、野村が2500枚、バークレイズが1650枚、ゴールドマンが1400枚程度の売り越しに対して、HSBCが4200枚、みずほが2350枚、大和が1330枚、SMBC日興が1080枚、ソジェンが1050枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが1万0990枚、モルガンが8850枚、バークレイズが4060枚、ゴールドマンが2940枚、UBSが1510枚程度の売り越しに対して、クレディスイス7560枚、SMBC日興が5620枚、野村が4770枚、ソジェンが2950枚、HSBCが2400枚程度の買い越しであり、ロールオーバー中心の取引である。

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