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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6882 三社電機製作所

東証S
935円
前日比
-92
-8.96%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
35.5 0.52 4.28 125
時価総額 140億円
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<動意株・1日>(大引け)=マイクロ波、三社電機、テクノプロHなど

 マイクロ波化学<9227>=急伸。午前11時、マイクロ波技術の応用によるプラスチックなどのケミカルリサイクルに向け、1日1トンの処理能力を持つ大型の汎用実証設備が完成したと発表。これを材料視した買いが集まった。今年度中に本格稼働し、汎用樹脂を中心に実証試験を実施する。プラスチックにエネルギーを直接伝達できるマイクロ波技術を用いることで、従来の熱分解プロセスに対して約50%の省エネ効果の実現が期待できるという。同社は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進める事業のなかで、こうした技術の開発に取り組んできた。2025年までの社会実装を目指すという。

 三社電機製作所<6882>=マドを開けて買われる展開。パワー半導体関連株にテーマ買いの動きが顕在化している。同関連有力株としてタカトリ<6338>が急騰しており、この流れが横に波及している。三社電機は半導体モジュールや電源デバイスを製造するが、特にパワーデバイスに特化して高い商品競争力を発揮している。業績は22年3月期営業利益が3倍化したのに続き、23年3月期も22%増益の16億円予想と高成長が続く。PERやPBRなど依然として割安感が強い。

 テクノプロ・ホールディングス<6028>=大幅高で年初来高値更新。同社は10月31日取引終了後、23年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比52.4%増の60億700万円となり、上半期計画の92億円に対する進捗率が65.3%となったことが好感されているようだ。売上収益は同15.8%増の482億2500万円で着地。グループが注力する技術者派遣・請負業務で、顧客需要がコロナ前の水準を上回る回復をみせるなか、国内稼働人数が増加したことや技術者1人当たりの売り上げ単価が増加したことが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。

 内外テック<3374>=動兆しきり。連日の大幅高で中長期波動の分水嶺である75日移動平均線をマドを開けて上抜いたことで、上昇トレンド転換を鮮明としている。同社は半導体製造装置部品の仕入れ販売を行う専門商社で受託製造も行っている。半導体関連株は製造装置メーカーから、その周辺メーカーや商社にも物色の矛先が広がっており、同社はそのなか超割安の出遅れ株として買いが入っている。業績も好調で23年3月期営業利益は前期比11%増の23億6000万円と2ケタ成長を見込むが依然として保守的で、市場では一段の増額修正が濃厚との見方も広がっている。

 ファイズホールディングス<9325>=4日ぶり急反発。EC事業者を対象に配送事業や物流センター運営などを展開し、米アマゾン<AMZN>を最大顧客としているのが特長。10月31日取引終了後に発表した23年3月期上期(4~9月)の決算は営業利益が前年同期比3.4倍の5億200万円と急拡大、これを好感する買いを呼び込んでいる。売上高、利益ともに同期間の過去最高を更新している。物流センターの運営受託では、過去最大規模のプロジェクトが安定的に稼働、配送事業は配車プラットフォーム事業の取引者数や成約件数が大幅に拡大し、収益に寄与している。

 Jパワー<9513>=急伸。2000円近辺のもみ合いを一気に上放れてきた。10月31日取引終了後、同社は23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1100億円から1620億円(前期比86%増)に大幅増額、03年3月期以来実に20年ぶりとなる過去最高利益更新見通しとなった。資源価格の高騰を追い風に、オーストラリアの子会社が権益を有する炭鉱から出る石炭の販売益が収益を押し上げる格好となっている。これが強力な株価刺激材料となっている。PER3倍台、PBR0.3倍台と株価指標面から割安感が極まっていることも投資資金の流入を助長している。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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