１５日の米株式市場の概況、長期金利上昇を警戒しＮＹダウは１７３ドル安と反落

　１５日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比１７３．２７ドル安の３万９６１．８２ドルと反落した。
　
　米１０年債利回りが上昇しハイテク株などが軟調に推移した。依然として、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による積極的な利上げを警戒する動きが強い。また、この日発表された米８月小売売上高は前月比０．３％増と市場予想の横ばいを上回ったが、変動の大きい自動車を除くベースでは減少し、強弱まちまちの結果だった。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン<AMZN>が安く、エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が値を下げた。原油価格の下落でエクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>が軟調だった。ウォルト・ディズニー<DIS>やホーム・デポ<HD>も売られた。半面、テスラ<TSLA>が高く、ネットフリックス<NFLX>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が上昇した。JPモルガン<JPM>やバンカメ<BAC>など銀行株が値を上げた。

　ナスダック総合株価指数は、１６７．３２１ポイント安の１万１５５２．３５７と反落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が９億９０９７万株だった。

出所：MINKABU PRESS