新興市場銘柄ダイジェスト:ジェイックはストップ安、ビジョナルがストップ高
<5032> ANYCOLOR 9410 +1500
ストップ高。23年4月期第1四半期(22年5-7月)の営業利益を21.22億円と発表している。説明資料によると、前年同期比152%増。主力の国内VTuberビジネスが堅調に推移したほか、海外VTuberビジネスもYouTube再生時間が前年同期比1226%増の3700万時間になるなど好調に推移した。通期予想は前期比31.5-55.3%増の55.10-65.10億円で据え置いた。予想レンジ上限に対する進捗率は約32.6%となっている。
<4194> ビジョナル 9380 +1500
ストップ高。23年7月期の営業利益予想を前期比50.2%増の125.00億円と発表している。転職サイトのビズリーチ事業で企業の中途採用やプロフェッショナル人材に対する需要が継続するほか、人材管理クラウドなどのHRMOS事業も顧客開拓・機能拡充で順調に成長すると見込む。同時に発表した22年7月期の営業利益は251.3%増の83.20億円で着地した。好調なビズリーチ事業が全体の業績を牽引した。
<7073> ジェイック 3470 -700
ストップ安。23年1月期第2四半期累計(22年2-7月)の営業利益を1.60億円(収益認識に関する会計基準適用前の前年同期実績は0.56億円)と発表している。教育融合型の人材紹介サービスであるカレッジ事業や大学生の就職活動を支援する新卒事業が順調に推移した。通期予想は1.98億円で据え置いた。四半期別に見ると、第2四半期の営業利益は0.43億円にとどまり、第1四半期(1.17億円)から減少したことが嫌気されているようだ。
<4422> VALUENEX 1785 +300
ストップ高。22年7月期の営業損益を0.40億円の黒字(前期実績1.81億円の赤字)と発表している。データ解析に対するニーズが高まったことからコンサルティングサービスやASPサービスの新規案件受注が予想を上回り、会社計画(0.16億円の黒字)を超過達成した。業務の効率化やコスト削減に努めたことも黒字転換に寄与した。通期予想は非開示。
<7378> アシロ 875 +6
大幅に3日ぶり反発。配当性向30%程度を基準とする新たな株主還元方針を導入した上で、22年10月期の期末配当を従来予想の無配から12.45円(前期末実績は無配)に増額修正している。また、22年10月期第3四半期累計(21年11月-22年7月)の営業利益はリーガルメディア関連事業が伸び、前年同期比58.4%増の4.20億円で着地した。通期予想は前期比31.0%増の4.73億円で据え置いた。
<3491> GA TECH 1785 +23
年初来高値。22年10月期の営業損益を従来予想の5.00億円の黒字から8.50億円の黒字(前期実績11.14億円の赤字)に上方修正している。主力のRENOSYマーケットプレイスとITANDI事業に集中して先行投資した結果、収益が改善したため。各種の手数料改善施策が奏功したことも利益を押し上げる見込み。第3四半期累計(21年11月-22年7月)は7.00億円の黒字(前年同期実績5.16億円の赤字)で着地している。
《ST》
提供:フィスコ