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株価指数先物【引け後コメント】 2万7000円乗せで “達成感”とはならず、引けにかけてヘッジ対応の動きに


大阪9月限
日経225先物 27070 +300 (+1.12%)
TOPIX先物 1907.5 +28.0 (+1.48%)

 日経225先物(9月限)は前日比300円高の2万7070円で取引を終了。寄り付きは2万6670円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6705円)にサヤ寄せする格好から、利食い先行で始まった。寄り付きを安値に買い直されてプラス圏を回復すると、前場半ばには2万6960円まで上昇。買い一巡後は軟化し前引けにかけて2万6740円まで売られ下落に転じるなど、前場はやや値動きの荒さが目立った。ただし、後場に入ると再び25日移動平均線を上回る強い動きを見せており、終盤にかけて節目の2万7000円を回復し、2万7070円と本日の高値で取引を終えた。

 前場半ばにかけて2万6960円まで買われ、前引けにかけての軟化によって、いったんロングポジションを解消する動きが入ったと見られる。ただし、ランチタイムで底堅い動きを継続するなか、後場は再び強い値動きを見せてきたことで、ショートカバーの動きが加わったようだ。2万7000円乗せで達成感といった動きにはならず、引けにかけてヘッジ対応の動きにつながったと見られる。

 また、本日は東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]などハイテクの一角を中心に弱い動きを見せていたことから、戻りの場面ではショートに向かわせやすかったようだ。そのほか、配当再投資に伴う需給要因なども観測されており、後場からの強い値動きにつながったのだろう。

 グローベックスの米株先物でNYダウ、S&P500、ナスダック100先物について午後5時半現在、プラス圏で推移していることから、日経225先物はナイトセッションで2万7110円まで買われている。米国では30日に5月の個人消費支出(PCE)コアデフレーターの発表を控えているため、基本的には結果を受けた米国市場の反応を見極めたいところだろう。

 ただし、心理的な抵抗線だった25日線を突破し、2万7000円を回復後も底堅い値動きを継続するなか、ロングポジションをある程度は積み上げておく必要があるだろう。25日線を支持線とした押し目狙いのロングも入りやすいと考えられる。

 NT倍率は先物中心限月で14.19倍に低下した。一時14.17倍と5日線水準まで下げる場面も見られた。値がさハイテク株の弱い値動きからNT倍率の低下は想定されていたため、5日線からの反発を見せてくるかが注目されよう。

 手口面では、日経225先物はABNアムロが2610枚、三菱UFJが750枚程度の売り越しに対して、モルガンSが1090枚、BNPパリバが880枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが1160枚、野村が1110枚、ソジェンが980枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが2900枚、JPモルガンが1230枚程度の買い越しだった。

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