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6181 タメニー

東証G
119円
前日比
+4
+3.48%
PTS
117円
17:01 06/03
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.8 20.99
時価総額 31.3億円
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タメニー Research Memo(7):2023年3月期は黒字転換予想


■今後の見通し

1. 2023年3月期連結業績予想の概要
タメニー<6181>の2023年3月期の連結業績予想は、売上高が2022年3月期比16.6%増の6,500百万円、営業利益が100百万円の黒字(2022年3月期は153百万円の赤字)、経常利益が50百万円の黒字(同218百万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益が50百万円の黒字(同320百万円の赤字)としている。事業環境は依然として不透明だが、2022年3月期との比較ではコロナ禍の影響が和らいで、大幅増収・黒字転換予想としている。

なお2022年3月期は短期視点で業績回復と債務超過解消を優先し、婚活事業における広告販促費の戦略的抑制、拠点の統廃合、社員の外部出向などを実施して販管費を削減したが、2022年3月期末に債務超過を解消して一定の成果が得られたことや、コロナ禍の影響の緩和も考慮して、2023年3月期は婚活事業及びカジュアルウェディング事業において上期に広告販促費を投入するなど、積極的な入会促進施策を再開する方針としている。さらに、中長期視点での高収益体制の確立とプロダクトの競争力強化も推進する。

このため半期別に見ると、上期(売上高3,000百万円、営業利益180百万円の赤字、経常利益210百万円の赤字、親会社株主に帰属する当期純利益160百万円の赤字)は積極投資で赤字だが、下期(売上高3,500百万円、営業利益280百万円の黒字、経常利益260百万円の黒字、親会社株主に帰属する当期純利益210百万円の黒字)は黒字転換し、積極投資の成果で成長軌道に回帰する見込みとしている。なお通期ベースで販管費は3億円増加の47億円(広告販促費が2億円増加、人件費が2億円増加など)を見込み、特別利益には2021年12月以降の休業等に係る助成金約70百万円を計上予定としている。

2. 事業別動向
事業別の売上高・営業利益、及び主要指標の計画は以下の通りである。

婚活事業は減益の計画としている。積極的な入会促進策を再開するため、広告宣伝費や人件費が増加する見込みだからだ。成婚率は従来水準の30%に近づけることを目指すとしている。カジュアルウェディング事業は増収効果で黒字転換の計画としている。カジュアル挙式披露宴「スマ婚」シリーズと結婚式二次会プロデュース「2次会くん」の施行件数が回復基調となり、フォトウェディング「LUMINOUS」も好調に推移する見込みだ。結婚式二次会プロデュース「2次会くん」はまだ低水準だが、カジュアル挙式披露宴「スマ婚」シリーズについてはコロナ禍前の7割程度の水準まで回復を目指すとしている。テック事業では婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の利用拡大、法人・自治体向け事業では「イベモン」の施行件数増加を見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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