新興市場銘柄ダイジェスト:ITbookHDは大幅に続伸、ロコンドが大幅に反発
<6580> ライトアップ 1964 +132
大幅に反発。東京都千代田区へ補助金・助成金自動診断システム「Jシステム」のOEM提供を開始したと発表している。区内の各事業者が自社の状況に適した公的支援制度をインターネットで探し、必要に応じて申請サポートを提供する環境が実現するとしている。今後、同システムを通じて区内企業の支援を共同で実施する。千代田区の導入を受け、他の自治体への拡販を期待する向きが買いを入れているようだ。
<4415> ブロードエンター 980 +54
大幅に反発。不動産管理事業を手掛ける大阪エステート(大阪府岸和田市)と業務提携契約を締結すると発表している。ブロードエンタープライズのマンション向け高速インターネット「B-CUBIC」とIoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」を大阪エステートが管理する賃貸物件の所有者に紹介し、導入提案を行う。このところ不動産管理会社やインターホン設備設置会社との業務提携が相次いでおり、シェア拡大が好感されているようだ。
<3645> メディカルN 491 +76
ストップ高。一部メディアが「政府が6月上旬にまとめる経済財政運営の指針『骨太の方針』に、全国民に毎年の歯科健診を義務付ける『国民皆歯科健診』の導入に向け、検討を始める方針を明記する」と報じ、買い材料視されている。「政府・自民党では令和7年頃の導入を目指す」という。メディカルネットは歯科医療情報ポータルサイトの運営などを手掛けており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。
<4936> アクシージア 822 -48
大幅に反落。6月9日に予定していた22年7月期第3四半期の決算発表を延期すると発表している。中国・上海での新型コロナウイルス感染拡大と都市封鎖(ロックダウン)の影響で、上海市にある連結子会社Xiaozi Cosmetic (Shanghai) Inc.の決算作業が遅れているため。延期後の決算発表日は、決定次第速やかに公表するとしている。上海のロックダウンが業績の下振れにつながるおそれがあるとの見方から売られているようだ。
<3558> ロコンド 1083 +77
大幅に反発。衣料品や靴などを取り扱う連結子会社「RBKJ」(東京都渋谷区)を設立したと発表している。12日に開示したReebok国内事業の運営に関する伊藤忠商事<8001>とのライセンス契約締結に伴う措置で、RBKJはアディダスジャパン社からReebok国内事業を承継する予定。設立当初はロコンドが100%出資するが、合弁契約書を伊藤忠と締結次第、ロコンド66%、伊藤忠34%に出資比率を変更する予定。
<1447> ITbookHD 506 +32
大幅に続伸。6月27日開催予定の定時株主総会に向けて株主提案権を行使する旨の書面を株主から受領していたが、不適法として受理しないと発表している。所定の期限内に必要となる手続きが行われなかったため。ITbookホールディングスは4月26日付で取締役6名選任、4月28日付で取締役1名選任の株主提案書を受け取っていた。株主提案の不受理で総会の波乱要因がなくなったとの見方から、買い安心感が広がっているようだ。
《ST》
提供:フィスコ