個人投資家・有限亭玉介:戦争はいつ相場に織り込まれる?反発するマザーズ株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年3月14日14時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
3月8日の日経平均は25000円を割り、およそ一昨年の11月以来の水準まで落ち込みました。ウクライナ南部にある欧州最大規模のザポロジエ原発の攻撃に加え、北部チェルノブイリ原発を占拠、核物質を扱う東部ハリコフの国立物理技術研究所への攻撃という報道を見ると、ロシア軍は核施設に固執している印象さえ受けます。
当然ながら甚大な被害をもたらす原発への攻撃は戦争犯罪として国際的に糾弾されます。プーチン大統領の真意はわかりませんが、核ミサイルを使わずともウクライナの核施設を支配して「非軍事化」を目論んでいる可能性があると指摘する専門家もおり、たとえ停戦しても国際社会が以前のようにロシアと協力関係を築くのは困難でしょう。
もはや捨て身状態(?)のプーチン大統領を止める事は出来るのでしょうか…(戦争に注目させる戦略なのかもしれませんが…)エスカレートする事態に、可能な限り多くの市民を避難させる方向へ各国が動いています。ロシア国内でも急速なインフレは異常値と言える水準で、外貨建て国債のデフォルトは避けられない見通しです。ルーブルを外貨や現物資産へ換金する動きが急拡大しています。
いやはや…もし核戦争が起こったら、どんな結末を迎えるのか…SF映画さながらの内容も想起させられます。ただただ、個人的には大安売りとなった個別株を睨みつつ、投資タイミングも合わせて慎重に銘柄選びに勤しみたいところですな。
さて、セリングクライマックスを前にマザーズの中で強含んでいる銘柄をチェックして参ります。昨年9月に上場したコアコンセプト・テクノロジー<4371>は、ウクライナ開戦前に底を打つと開戦後も下値を切り上げており、下値リスクは限定的と見られている模様です。3月31日の基準日に1株を2株へ株式分割の発表も好感されています。
戦争によりサイバーセキュリティの需要拡大を受けてグローバルセキュリティエキスパート<4417>もチェックしております。2月10日の決算発表も好調で、直近では急動意すると上場来高値を更新しました。
ゲームやエンターテインメント業界向け人材派遣を展開するコンフィデンス<7374>は、長い下落基調が底を打った様子です。ウクライナ情勢で地合いの悪さはありますが、直近の業績は好調で、75日移動平均線付近で推移するなどトレンド転換できるか注視しております。
ソニー銀行との提携で「ツクルバ提携住宅ローン」が材料視されているツクルバ<2978>は、底値圏から浮上できるか注目されています。直近の決算は赤字となるものの売上高は伸長しており、同社としては投資フェーズの中で業務提携などを契機に軌道に乗せられるか期待したいところですな。世界的なインフレも追い風となるか。
「転勤ラクっとNAVI」など新生活サービスプラットフォームを運営するリベロ<9245>は、昨年9月に上場してから初となる年度始めの新生活シーズンという事もあり監視を強めております。昨年よりコロナの影響が心理的に緩和すれば、同社には追い風ですな。
光海底ケーブル向け光アイソレータでは世界シェアトップクラスを誇る湖北工業<6524>は、EV市場の拡大で車載向けアルミ電解コンデンサ用リード端子でも思惑があります。地合いが悪い中でもチャートは底堅さが目立ち、投資家からの評価は高いようですねぇ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ