三菱UFJなどメガバンク買われる、米長期金利上昇に国内金利も追随する展開に
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大幅続伸、前週末4日ザラ場以来となる700円台を回復したほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが総じて買い人気を集めている。世界的なインフレ懸念を背景に金利の先高思惑が強まっており、米国では10年債利回りが前日終値ベースで1.95%まで急上昇、3月に入ってからは最も高い水準に上昇した。これを背景に日本の債券市場でも債券売りの動きを誘発、足もと新発10年債利回りは0.175%まで上昇している。これを受け、メガバンクは運用環境の改善が見込めるとの見方が買いを誘っている。また、配当利回りが高い点も注目され、3月期末が接近するなか駆け込みで配当権利取りを狙った買いも株高を後押ししている。
出所:MINKABU PRESS
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