ソフトバンクGが急速に切り返す、最大1兆円の自社株買い発表で物色人気化
ソフトバンクグループ<9984>がカイ気配スタートで5日ぶりに急反発に転じている。注目された21年7~9月期決算は最終損益が3979億4000万円の損失(前年同期実績は6274億9900万円)となった。四半期ベースでは20年1~3月期以来6四半期ぶりの赤字となる。ソフトバンク・ビジョン・ファンドを通じて投資した中国テック企業の株価下落が損益を悪化させる結果となった。しかし、7~9月期の業績悪は株価に事前に織り込みが進んでいた。更に同日、株主還元策として最大1兆円の自社株買いを実施することを発表、株価を強く刺激する格好となった。これは、孫正義会長兼社長が自社の株価を大幅に割安であるとの判断に基づいたものとしている。株数ベースでは発行済み株式数の15%弱にあたる2億5000万株を上限とする大規模な自社株買いとなる。
出所:MINKABU PRESS
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