太陽誘電が急反発で上昇転換、今3月期営業利益2度目の増額で57%増益に
太陽誘電<6976>がカイ気配スタートで急反発、上昇トレンド転換を明示している。株価は9月16日に年初来高値7710円をつけてからは大幅な調整を入れていたが、満を持して戻りに転じてきた。同社が前週末5日取引終了後に22年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の550億円から640億円(前期比57%増)に大幅増額しており、これを好感する買いを呼び込んだ。通信機器の高機能化や自動車・情報インフラの電装化が進展するなか、主力のセラミックコンデンサーが最先端商品などを中心に好調で業績を牽引している。今期2度目の上方修正でその分株価に与えるインパクトも大きくなった。また、好業績を背景に今期年間配当を従来計画の60円から80円に20円上乗せ(前期実績比では40円の増配)しており、これも物色人気を増幅させている。
出所:MINKABU PRESS
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