自動車株は売り優勢、1ドル=110円割れの円高を嫌気
トヨタ自動車<7203>は底堅さを発揮しているものの、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>など自動車株は総じて売り優勢の展開。パウエルFRB議長の下院議会証言を受け金融緩和策の長期化に対する思惑から米長期金利が1.3%台前半まで急低下、これを受けて外国為替市場ではドル売りに拍車がかかり、足もと1ドル=110円を割り込むなどドル安・円高に振れている。東京株式市場では為替感応度の高い自動車株は輸出採算向上に対する期待感の後退が株価にネガティブ材料となっている。ただ、世界的に自動車販売需要は好調で、半導体不足による生産調整を脱却すれば収益環境の追い風が改めて意識されやすく、下値では押し目買い意欲が強い。
出所:MINKABU PRESS
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