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3690 イルグルム

東証G
564円
前日比
+4
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.85 40.93
時価総額 35.9億円
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イルグルム 6月の売上高は前年同月比△6.4%減だが、特殊要因によるもので実質的には堅調。今期累計の売上高は同+14.1%と計画線で推移

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、7月7日に2021年9月期(今期:2020年10月~2021年9月)の9ヶ月目となる、2021年6月の月次売上高(監査法人の監査を受けていない速報値ベース、単位未満を四捨五入、他も同様)を発表した。

 6月単月の全社売上高は240百万円、表面上は前年同月比で△6.4%の減収となったが特殊要因によるもので、5月の売上高236百万円に対しては+1.5%の微増収となった。

 事業別にみると、主力のマーケティングプラットフォーム事業の6月の売上高は、216百万円、前年同月比+8.8%増収となり、コアとなるアドエビスの平均単価の上昇等が寄与し、1桁後半の増収率を維持した。前月の5月の売上高212百万円に対しては、+1.7%の微増収となった。また、第3四半期累計(2020年10月から2021年6月までの累計9ヶ月間)では、前年同期比+11.4%の増収となっている。

 一方、商流プラットフォーム事業部門の6月の売上高は、24百万円、前年同月比では△58.6%減と表面上は大きな減収率となった。但し、これは基準となる前年(2020年)6月の売上高には、同年の2~5月にわたる商流プラットフォーム事業の売上高の一部(約28百万円)が一括計上されているためであり、これを除くと前年同月比で△18.3%の減収に留まる。また、今期第3四半期累計では、前年同期比+36.6%の増収となっている。

 今期、両事業を合計した、第3四半期累計の全社売上高(月次売上高の速報値累計金額)は2,191百万円、前年同期比+14.1%の増収となっている。これは、通期の会社前提である増収率+14.6%とほぼ水準である。因みに今通期の売上高計画に対する第3四半期累計の進捗率は73.0%と、前期の同期間の進捗率である73.3%とほぼ変わらない。

 同社は、通期の業績について、売上高3,000百万円(前期比+14.6%増)、営業利益330百万円(同+19.2%増)、経常利益320百万円(同+22.5%増)、当期純利益210百万円(同+14.5%増)と2桁の増収、並びに増益、増配(年間4.5円から5.0円に増額)を計画している。

 上期の好決算に加え6月までの月次累計売上高も、会社の通期前提である増収率とほぼ同水準で推移していること、加えてコストコントロールが継続的に行われていることから、アルファ・ウイン・キャピタル株式会社では、今通期の売上高・利益の会社計画の達成確度は高いとの判断を継続している。
 以上

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ、(情報提供)アルファ・ウイン・キャピタル株式会社

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