タムラが続急騰、酸化ガリウムパワー半導体の先駆として脚光
タムラ製作所<6768>は続急騰、前日に値幅制限いっぱいに買われ大引けに買い物を残す人気となったが、きょうも勢いは衰えず、大量の買い注文に気配値のまま水準を切り上げる展開となっている。酸化ガリウムパワー半導体の開発に早くから取り組み業界を先駆しており、同社の技術を切り出して設立したベンチャー企業ノベルクリスタルテクノロジーが同分野の研究開発を推進している。このノベルクリスタルテクノロジーが酸化ガリウムの100ミリウエハーの量産に世界で初めて成功したことが伝わったことが、投資マネーの食指を動かした。
次世代パワー半導体では、電力損失を大幅低減できるSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)を使ったものが既に実用化されているが、最近では第3の次世代半導体として更に高性能かつ基板コストの低い酸化ガリウム製の半導体が注目されている。酸化ガリウム半導体は、従来のシリコン製に比べ消失電力をおよそ1000分の1まで縮小できる強みを持ち、価格も安く抑えられることで今後、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)など脱炭素分野で急速な普及が見込まれている。その関連最右翼として同社株にスポットが当たった格好だ。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2021年06月17日 13時35分
次世代パワー半導体では、電力損失を大幅低減できるSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)を使ったものが既に実用化されているが、最近では第3の次世代半導体として更に高性能かつ基板コストの低い酸化ガリウム製の半導体が注目されている。酸化ガリウム半導体は、従来のシリコン製に比べ消失電力をおよそ1000分の1まで縮小できる強みを持ち、価格も安く抑えられることで今後、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)など脱炭素分野で急速な普及が見込まれている。その関連最右翼として同社株にスポットが当たった格好だ。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2021年06月17日 13時35分