トヨタなど頑強、新型コロナでマレーシア工場停止も押し目買いニーズ旺盛
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>は底堅さを発揮し、前日終値近辺で売り物をこなしプラス圏で推移している。足もと外国為替市場でドル売り・円買いの動きが活発化し、一時1ドル=109円40銭前後まで円高が進む場面があった。これは輸出セクターのなかでも為替感応度が際立って高いトヨタをはじめ自動車株にはネガティブ方向に作用する。また、新型コロナウイルスの感染者数が東南アジア地域で急増傾向にあり、特に感染拡大が顕著なマレーシアで両社とも工場の稼働を停止する状況に追い込まれた。これを受け業績への影響を懸念する売りが出ているが、押し目買いニーズも強く株価は頑強な値動きをみせている。
出所:MINKABU PRESS
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