ウェルス・マネジメント---京都東山SIX SENSESホテル開発プロジェクトにおける不動産信託受益権を譲渡
ウェルス・マネジメント<3772>は27日、京都東山 SIX SENSES ホテル開発プロジェクトにおける不動産信託受益権の譲渡を発表。
同社は、京都市東山区のホテル東山閣(2019年12月営業終了)について、外部投資家との共同出資により不動産信託受益権を保有する特別目的会社を通じて、対象ホテルの全株式及び運営権を取得し、当該ホテルを解体して高級ホテルブランド「SIX SENSES HOTELS RESORT SPAS」の日本初出店のホテルとして新築する開発プロジェクトを進めている。今回、当該特別目的会社より、本件にかかる信託受益権を他の外部投資家が出資する予定の別の特別目的会社に譲渡する事を決定し、売買契約を締結した旨の通知を受領した。
本件は同社グループのビジネスモデルである「資産循環型ビジネス」のホテル開発フェーズの一環であり、当該特別目的会社の出資者である同社は、不動産信託受益権譲渡による利益を配当として受け取ることとなる。
また、本件は同社が2021年3月23日付適時開示「2021年3月期業績予想の修正に関するお知らせ」の中で修正理由として示した、2021年3月期第4四半期中の取引完了を企図していた期ずれの大型の取引に該当し、本件に関する同社の連結業績に与える影響については現在精査中につき、当該数値が判明次第速やかに開示するとしている。
なお、同社は本件譲渡先の特別目的会社に対し外部投資家と共同で匿名組合出資をする予定である。また、当該特別目的会社より同社連結子会社のリシェス・マネジメントが、対象ホテルの運営や不動産の有効活用に関するアドバイザリー業務を受託する予定であり、IHG Japan Managementにホテル運営を委託しているホテルWマネジメントとともに、同社グループとして引続きプロジェクトに関与していくとしている。
《ST》
提供:フィスコ