エムスリーが急落、21年3月期営業7割増益でも売りターゲットに
エムスリー<2413>が急落。売買代金も全上場企業のなかでソフトバンクグループ<9984>に次ぐ水準をこなすなどマーケットの視線が集中している。ここ主力銘柄などを中心に、発表された決算が好調にもかかわらす市場の期待に届かなかったとの理由で売り込まれるケースが多くなっている。同社は医薬従事者向け情報サイトを主力展開するが業績は成長トレンドにあり、前週末23日に発表した21年3月期決算は営業利益が前の期比69%増の579億7200万円と大幅拡大し最高益更新も継続している(22年3月期業績予想は非開示)。しかし、目先材料出尽くし感から大きく売られる展開となっている。市場では「安川電機<6506>から始まった好決算発表銘柄を売りターゲットとする動きが広がっている。全体相場も、きょうは日経平均やTOPIXが高いものの注意が必要な段階にある」(ネット証券アナリスト)という意見が聞かれる。
出所:MINKABU PRESS
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