日電産はウリ気配スタートで大幅反落、今3月期営業2ケタ増益予想も市場期待に届かず
日本電産<6594>がウリ気配スタートで大幅反落、1万3000円台前半に水準を切り下げてきた。22日取引終了後に発表した21年3月期決算は営業利益が前の期比47%増の1600億1100万円と大幅な伸びを達成した。家電や情報通信分野、ゲーム機関連など幅広く需要を取り込み収益に反映させた。続く22年3月期については営業利益が前期比12.5%増の1800億円と2ケタ伸長を確保し、過去最高を更新する見通しとなった。パソコンやゲーム機向け精密小型モーターが業績に貢献するほか、コスト削減努力も収益体質を向上させる見通し。しかし、今期予想は事前の市場コンセンサスには届かず、目先利益確定の売りを浴びる形となっている。
出所:MINKABU PRESS
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