日電産は朝安後切り返し1万4000円台復帰、EV向けモーターの成長性期待
日本電産<6594>が朝安後に切り返し、一時500円あまりの上昇で1万4000円台を回復している。前週末15日の米国株市場では、電気自動車(EV)大手でここ株価を躍進させていたテスラが目先利益確定売りに押され、昨年12月下旬以来久しぶりに続落となった。環境インフラに積極的なバイデン次期米政権の発足を目前にして目先利益確定売りが優勢となったことで、東京市場でもEV向けトラクションモーターシステムを手掛ける同社株にマイナス影響を与える形となった。しかし、寄り後は押し目買いが活発化し切り返す展開をみせるなど強さを発揮している。テスラだけではなく米IT業界の巨人アップルがEV生産に前向きな姿勢をみせるなど、世界的なEVシフトの流れが今後一段と加速するとの思惑が、海外投資家を中心に同社株の実需買いにつながっている。
出所:MINKABU PRESS
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