小田原エンジの上値指向鮮烈、EV向けモーター注力でテーマ買いの流れに乗る
小田原エンジニアリング<6149>の上値指向鮮烈。商いこそまだ盛り上がりを欠いているものの、株価トレンドは急速な上値追い態勢にあり市場の視線が集まっている。同社はモーター用自動巻線機の大手で海外向け実績が高い。特に、自動車向けではハイブリッドカーや電気自動車(EV)の駆動・発電機用モーター分野に傾注しており、同関連株として存在感を示している。世界的な脱炭素社会への取り組みが加速するなか、中国では2035年に新車販売における環境対応車比率を100%とし、従来型ガソリン車を全廃する方向にある。これにより同社の収益環境には強い追い風が吹くとの見方が、足もとの買い攻勢に反映されている。時価総額150億円前後と小型で株価も足が速く、7月22日につけた年初来高値2810円も視野に入ってきた。
出所:MINKABU PRESS
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