レーザーテックが未踏の1万1000円台突破、EUV向けマスクブランクス装置に期待
レーザーテック<6920>が一時590円高と値を飛ばし1万1000円台を突破、6月29日につけた上場来高値1万950円を更新した。同社は半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しているオンリーワン企業としてマーケットの注目度が高い。特に最近では世界の大手半導体メーカーがEUV露光技術を用いたロジック半導体の量産体制確立を急いでおり、EUV装置向けマスクブランクス検査装置を一手に引き受ける同社が存在を際立たせている。半導体セクターは5Gインフラの本格化に加え、テレワーク市場拡大に伴うデータセンター増設需要など構造的な追い風が意識され、コロナ耐性の強い業種として投資資金の波状的な買いが向かっている。同社はそのシンボルストック的な位置づけにある。
出所:MINKABU PRESS
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