利益成長【青天井】銘柄リスト 〔第1弾〕 23社選出 <成長株特集>
7月24日から本格化している19年4-6月期の決算発表は31日に前半ピークを迎えた。本特集では、8月2日までに発表された決算の中から、4-6月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた。
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、19年4-6月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している23社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのはアイ・アールジャパンホールディングス <6035> 。2日昼に発表した19年4-6月期(第1四半期)の経常利益は12.4億円と過去最高益を2.1倍も上回って着地。アクティビスト(物言う株主)の活動が活発化するなか、実質株主判明調査や議決権関連業務、投資銀行業務などの受注が拡大した。決算とあわせて20年3月期業績予想の上方修正と自社株買いの実施を発表したことも好感され、株価は全体急落相場に逆行してストップ高と異彩高を演じ、約2ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。
2位のアルゴグラフィックス <7595> は自動車業界の旺盛な開発投資意欲を背景に、自動車向け3次元CADシステムの販売や保守サービスが引き続き好調だった。また、半導体業界向け生産管理工程システムの販売も伸び、4-6月期(第1四半期)は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。
3位の大塚商会 <4768> はWindows7搭載機の更新需要や働き方改革の進展が追い風となり、パソコンの販売台数が大幅に増加したほか、消費増税対応のパッケージソフトや受託ソフト開発も増勢だった。19年4-6月期(第2四半期)の経常利益は前年同期比25.4%増の196億円に膨らんだ。
4位の医学生物学研究所 <4557> [JQ]は主力の試薬事業で前期に発売した遺伝子検査試薬2品目の販売が拡大したことに加え、中国企業向けマテリアルなども伸び、4-6月期(第1四半期)は実に37四半期ぶりに四半期ベースの最高益更新を果たした。好調な業績を背景に、株価は1日に約4年11ヵ月ぶりの高値をつけている。
5位に入ったインソース <6200> の4-6月期(第3四半期)はリスクマネジメントやコンプライアンス、ハラスメント防止などの利益率の高い企業向け研修が好調だった。主力の講師派遣型研修の実施回数が伸びたほか、公開講座では大企業の利用が増加し、2四半期ぶりに経常利益の最高益を更新した。業績好調を踏まえ、19年9月期の経常利益予想を上方修正している。
※決算発表の集中期間(8月14日まで)は、その日に発表された決算で増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時ごろ配信しています。こちらも併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。
●「“好発進”銘柄を追う! 19年4-6月期【増収増益】リスト」配信一覧
「7月25日版 15社選出」「7月26日版 28社選出」「7月29日版 17社選出」
「7月30日版 38社選出」「7月31日版 45社選出」「8月1日版 23社選出」
「8月2日版 36社選出」
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<6035> IRジャパン 114 1241 579 48.6 2150 1447 41.5
<7595> アルゴグラフ 27.3 1765 1387 2.5 5380 5250 14.7
<4768> 大塚商会 25.4 19623 15646 15.7 57000 49285 20.3
<4557> 医学生物 24.3 343 276 81.2 1000 552 20.1
<6200> インソース 19.4 375 314 34.5 1255 933 63.7
<3003> ヒューリック 18.2 28220 23868 10.3 80000 72530 11.2
<3912> モバファク 15.1 305 265 6.0 899 848 24.8
<6027> 弁護士COM 13.8 182 160 1.8 520 511 331
<3150> グリムス 13.2 582 514 12.8 1633 1448 22.4
<7839> SHOEI 10.7 1428 1290 3.4 3900 3772 23.0
<3064> モノタロウ 10.5 4022 3640 19.9 16530 13788 49.8
<6670> MCJ 7.3 3038 2832 3.9 10071 9690 11.0
<2477> 手間いらず 6.9 249 233 31.8 1164 883 27.7
<4318> クイック 6.6 1917 1799 4.7 2950 2818 14.1
<4307> 野村総研 4.6 21162 20229 6.3 77000 72409 24.6
<8818> 京阪神ビル 3.6 1524 1471 1.6 5300 5214 18.4
<9044> 南海電 3.1 9617 9326 1.9 30300 29733 14.9
<4684> オービック 2.9 11533 11208 7.6 45100 41927 31.8
<9039> サカイ引越 2.7 5394 5252 0.7 11445 11362 15.5
<3941> レンゴー 2.5 11768 11486 17.9 37000 31385 7.8
<4919> ミルボン 0.9 1662 1647 6.5 6190 5811 41.2
<8014> 蝶理 0.6 2400 2385 3.9 9000 8660 7.0
<9021> JR西日本 0.4 62288 62024 0.6 184500 183323 14.3
※ 2018年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
株探ニュース
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、19年4-6月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している23社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのはアイ・アールジャパンホールディングス <6035> 。2日昼に発表した19年4-6月期(第1四半期)の経常利益は12.4億円と過去最高益を2.1倍も上回って着地。アクティビスト(物言う株主)の活動が活発化するなか、実質株主判明調査や議決権関連業務、投資銀行業務などの受注が拡大した。決算とあわせて20年3月期業績予想の上方修正と自社株買いの実施を発表したことも好感され、株価は全体急落相場に逆行してストップ高と異彩高を演じ、約2ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。
2位のアルゴグラフィックス <7595> は自動車業界の旺盛な開発投資意欲を背景に、自動車向け3次元CADシステムの販売や保守サービスが引き続き好調だった。また、半導体業界向け生産管理工程システムの販売も伸び、4-6月期(第1四半期)は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。
3位の大塚商会 <4768> はWindows7搭載機の更新需要や働き方改革の進展が追い風となり、パソコンの販売台数が大幅に増加したほか、消費増税対応のパッケージソフトや受託ソフト開発も増勢だった。19年4-6月期(第2四半期)の経常利益は前年同期比25.4%増の196億円に膨らんだ。
4位の医学生物学研究所 <4557> [JQ]は主力の試薬事業で前期に発売した遺伝子検査試薬2品目の販売が拡大したことに加え、中国企業向けマテリアルなども伸び、4-6月期(第1四半期)は実に37四半期ぶりに四半期ベースの最高益更新を果たした。好調な業績を背景に、株価は1日に約4年11ヵ月ぶりの高値をつけている。
5位に入ったインソース <6200> の4-6月期(第3四半期)はリスクマネジメントやコンプライアンス、ハラスメント防止などの利益率の高い企業向け研修が好調だった。主力の講師派遣型研修の実施回数が伸びたほか、公開講座では大企業の利用が増加し、2四半期ぶりに経常利益の最高益を更新した。業績好調を踏まえ、19年9月期の経常利益予想を上方修正している。
※決算発表の集中期間(8月14日まで)は、その日に発表された決算で増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時ごろ配信しています。こちらも併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。
●「“好発進”銘柄を追う! 19年4-6月期【増収増益】リスト」配信一覧
「7月25日版 15社選出」「7月26日版 28社選出」「7月29日版 17社選出」
「7月30日版 38社選出」「7月31日版 45社選出」「8月1日版 23社選出」
「8月2日版 36社選出」
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<6035> IRジャパン 114 1241 579 48.6 2150 1447 41.5
<7595> アルゴグラフ 27.3 1765 1387 2.5 5380 5250 14.7
<4768> 大塚商会 25.4 19623 15646 15.7 57000 49285 20.3
<4557> 医学生物 24.3 343 276 81.2 1000 552 20.1
<6200> インソース 19.4 375 314 34.5 1255 933 63.7
<3003> ヒューリック 18.2 28220 23868 10.3 80000 72530 11.2
<3912> モバファク 15.1 305 265 6.0 899 848 24.8
<6027> 弁護士COM 13.8 182 160 1.8 520 511 331
<3150> グリムス 13.2 582 514 12.8 1633 1448 22.4
<7839> SHOEI 10.7 1428 1290 3.4 3900 3772 23.0
<3064> モノタロウ 10.5 4022 3640 19.9 16530 13788 49.8
<6670> MCJ 7.3 3038 2832 3.9 10071 9690 11.0
<2477> 手間いらず 6.9 249 233 31.8 1164 883 27.7
<4318> クイック 6.6 1917 1799 4.7 2950 2818 14.1
<4307> 野村総研 4.6 21162 20229 6.3 77000 72409 24.6
<8818> 京阪神ビル 3.6 1524 1471 1.6 5300 5214 18.4
<9044> 南海電 3.1 9617 9326 1.9 30300 29733 14.9
<4684> オービック 2.9 11533 11208 7.6 45100 41927 31.8
<9039> サカイ引越 2.7 5394 5252 0.7 11445 11362 15.5
<3941> レンゴー 2.5 11768 11486 17.9 37000 31385 7.8
<4919> ミルボン 0.9 1662 1647 6.5 6190 5811 41.2
<8014> 蝶理 0.6 2400 2385 3.9 9000 8660 7.0
<9021> JR西日本 0.4 62288 62024 0.6 184500 183323 14.3
※ 2018年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
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