JCRファーマが上場来高値更新、ホルモン製剤と再生医療分野での展開に期待大
JCRファーマ<4552>が一時310円高の7450円に買われ、前週末につけた7400円を上回り上場来高値を更新した。遺伝子組み換え分野での技術蓄積を強みとするバイオベンチャーで、ホルモン製剤を収益の主柱としバイオシミラーも育成している。収益面では遺伝子組み換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」が好調に推移しており全体業績を牽引。健康な人の骨髄から抽出した間葉系幹細胞を使った細胞医薬品である「テムセル」も再生医療分野の有力商品として需要開拓が進むほか、腎性貧血治療薬「エポエチンアルファ」への引き合いも旺盛だ。19年4~6月期はトップラインが前年同期比10%の伸びを示したものの、営業利益は研究開発費負担などで15%減益となった。しかし、下期偏重型の収益モデルで通期営業利益は増益を確保する見通し。将来的な収益成長への期待から押し目はすかさず拾われ、上値指向の強さが浮き彫りになっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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