アイビーシー---第3四半期の決算を発表、売上高14.3%増、営業利益613.6%増
アイビーシー<3920>は13日、2018年9月期第3四半期(2017年10月-2018年6月)の決算を発表した。売上高が前年同期比14.3%増の9.14億円、営業利益が同513.6%増の1.10億円、経常利益が1.12億円(前年同期0百万円)、四半期純利益が74百万円(前年同期1百万円の損失)だった。
新製品「System Answer G3」新規大型案件の受注と、「System Answer G2」からの切替増加等により、業績は順調に推移しており、昨年11月に発表した通期業績予想に対する進捗率では、売上高65%以上、各利益は50%以上となった。第2四半期時点の通期業績予想に対する各利益の進捗率は70%を超えていたが、従来より、当社業績は顧客の検収時期の影響で、第2四半期と第4四半期に偏重する傾向があること等から、業績の進捗は計画通りであり、現時点で通期業績予想の修正はないという。
同社は、主力となる「System Answer G3」が好調であることに加え、直近では、IoTデバイス向けセキュリティサービス「kusabi」の中核技術について特許を取得ている。また、他社に先駆けインシュアテック(保険×テクノロジー)事業を手掛ける子会社iChainでは、保険ポートフォリオ管理スマホアプリ「iChain保険ウォレット」の配信を開始する等、グループとして成長分野における積極的な取り組みを継続しており、これらの進捗によっては、更なる成長の上振れも期待できよう。
《MH》
提供:フィスコ