船井総研HDが大幅高、上期減益決算も進捗率5割超えで空売りの買い戻し誘発
船井総研ホールディングス<9757>が大幅高となった。一時200円高で大陽線を示現、2500円台に歩を進めトレンド転換を印象づけている。企業向け経営コンサルティングを主力としており、成長支援型コンサルは足もと好調に推移しているが、今上期についてはM&Aの高額案件剥落が収益面に反映された。3日取引終了後に発表した18年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算は、売上高が99億8400万円(前年同期比10.1%増)と2ケタ増収を確保したものの、営業利益は25億100万円(同8.3%減)、最終利益は17億800万円(同9.5%減)と減益だった。ただ、営業利益、最終利益ともに通期計画に対する進捗率は50%を上回る。株式需給面では信用取組が大幅に売り長で、7月27日申し込み現在で信用倍率は0.2倍、日証金では逆日歩が付く状況にあり、目先買い戻しを誘発した。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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