メディカルシステムネットワーク---デイサービス運営のポラリスと業務提携
メディカルシステムネットワーク<4350>は、中小調剤薬局向け医薬品等ネットワーク事業、調剤薬局事業が2本柱。高齢者賃貸住宅や給食業務受託も。調剤薬局M&Aを推進。医薬品等ネットワーク事業は堅調。受発注手数料収入が増加。18.3期1Qは最終黒字転換。
同社は19日、ポラリス(本社:兵庫県宝塚市)と業務提携すると発表した。
ポラリスは自立支援特化型のデイサービス事業所を全国で69ヶ所運営しており、「パワーリハビリテーション」は、老化や疾患によって使われなくなった全身の神経と筋肉をふたたび活性化させ、介護予防の対象者から要介護度5の高齢者まで行うことのできる手法として成果を挙げている。
今回の業務提携には、ポラリス利用者に対する、同社グループ薬局・薬剤師による薬学的介入・服薬指導と、その効果に関するエビデンスの蓄積、また、在宅医療・デイサービス・訪問調剤を一体的に提供するモデル店舗の開発に向けた共同取組などが盛り込まれている。医療と介護の連携による科学的なデータを蓄積し、患者の健康や、医療費適正化へも取り組むとのこと。
18年1月4日現在の医薬品ネットワーク加盟件数は2377件。調剤薬局事業は収益好調。18.3期通期は大幅増益見通し。業績成長期待が株価の上昇要因。PERには見直し余地があり、今後は上昇基調を強める展開へ。
会計期/実予/売上高/営業利益/経常利益/純利益/EPS/配当
18.3期連/F予/95,200/3,150/3,050/1,050/35.46/10.00
19.3期連/F予/99,000/3,300/3,200/1,150/38.84/10.00
※単位:百万円、円、F予:フィスコ予想(執筆日:2017/10/17)
《MW》
提供:フィスコ