大黒屋ホールディングス---2Qは127.8%営業増益、売上総利益率の改善及び販管費の圧縮が奏功
大黒屋ホールディングス<6993>は10日、2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.4%減の96.74億円、営業利益が同127.8%増の3.77億円、経常利益が1.36億円(前年同期は2.05億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.30億円(同2.25億円の損失)となった。
質屋、古物売買業に関しては、前期にて実施した緊急対策による在庫適正化の効果もあり、売上高は継続的な回復傾向を示している。低迷していた外国人観光客向け売上高が前年同期比同39.4%の増加となり、店舗商品売上高は同16.6%の増加となった。一方、前年同期において在庫処分のために増加した企業間取引(本部商品売上高)が同42.3%の減少となった。売上高は減少したが、企業間取引の減少によるものであるため、売上総利益は8.4%増加した。
電機事業部門に関しては、適正な利益を確保するため常に販売価格の見直しを行うとともに、製造原価の上昇を抑えるべく仕入先の転換、現行取引ユーザーとの協力体制の拡充など、さまざまな手法をとって利益率の確保を目指し改善を行っている。
なお、2018年3月期通期の連結業績予想については、同日に修正を発表している。
売上高が前期比1.8%増の209.34億円、営業利益が同169.6%増の13.29億円、経常利益が7.02億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.10億円としている。
《MW》
提供:フィスコ