トヨタが買われる、17年3月期営業利益1000億円の下方修正も想定内で買い戻し
トヨタ自動車<7203>はカイ気配でスタートし、26週移動平均線の上に株価を浮上させてきた。同社は4日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を26兆5000億円から26兆円(前期比8.5%減)へ、営業利益を1兆7000億円から1兆6000億円(同43.9%減)へ、最終利益を1兆5000億円から1兆4500億円(同37.3%減)へそれぞれ下方修正した。しかし、市場ではこれを下回る水準も想定されていただけにサプライズ感はなかった。
同社に限らず自動車業界には円高の逆風が吹いている。円高デメリットは回避できず、売上高の目減りに加え利益の押し下げ要因として業績を圧迫しているが、これは株価に事前に織り込みが進んでいた。今回、通期の想定為替レートを1ドル=105円から102円に円高方向に見直し、実勢に近づけている。一方、販売需要は経済好調な北米向けなどを中心に悪くない。グループ全体の販売台数は従来予想を据え置いていることで買い安心感につながった。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
同社に限らず自動車業界には円高の逆風が吹いている。円高デメリットは回避できず、売上高の目減りに加え利益の押し下げ要因として業績を圧迫しているが、これは株価に事前に織り込みが進んでいた。今回、通期の想定為替レートを1ドル=105円から102円に円高方向に見直し、実勢に近づけている。一方、販売需要は経済好調な北米向けなどを中心に悪くない。グループ全体の販売台数は従来予想を据え置いていることで買い安心感につながった。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)