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【材料】任天堂が急反落、国内大手証券は当面は慎重な投資スタンスが必要とみる

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>が商いを伴い、5日ぶりに急反落。現在は今日の安値圏で推移している。海外で配信開始したスマホ向けゲームアプリ「Pokemon Go」が米国のゲームランキングで首位となったことなどを買い材料に、週明け11日にはストップ高まで買われるなど連日賑わっていたため、今日は利益確定目的の売りなどで下押ししている。

 このほか、今日はSMBC日興証券がリポートをリリースしたことが確認されている。それによると、任天堂の株価が7月7~12日の4営業日で59%上昇、PERは17年3月期日経予想ベースで78倍まで拡大。このため、同社の株価は、Pokemon GOのみならず秋以降の配信を予定している「どうぶつの森」や「ファイアーエムブレム」などスマホゲームの収益貢献の期待も既に大きく織り込んでしまった水準と指摘。

 ただ、今後、日本でのPokemon GO配信開始などにより、短期的にはバリュエーションがもう一段拡大する可能性はあるものの、北米などのPokemon GOの収益モメンタム減速などが起これば期待が大きく剥落するリスクも高いバリュエーション水準であり、当面は慎重な投資スタンスが必要とみて、業績予想及び投資評価「3」(アンダーパフォーム)、目標株価1万4500円を継続している。
《MK》

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