ザインエレクトロニクス---東大との共同研究で高速起動型インターフェース開発に成功
ザインエレクトロニクス<6769>は25日、東京大学との共同研究により、完全デジタル型の高速起動インターフェース技術の開発に成功し、特許出願を完了したと発表した。クロック・データ・リカバリー(CDR)と呼ばれる技術をさらに進化させたもので、画像などのデータ信号とクロックと呼ばれる時間を表す信号とを重ねて同時に伝送することができる。同社は東大との共同研究を通じて、待機電力を抜本削減する技術を既に開発していたが、今回はノイズ耐性を約10倍高めることに成功し、幅広いデータ伝送速度に対応できるようになったという。
IoTの進展に伴うセンサーネットワークの大半が大きなノイズ環境にさらされており、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)、自動運転などセンサーを利用する市場では今後、ノイズ耐性が重要となるため、同社は東大との共同研究による開発を進めてきた。
《TN》
提供:フィスコ