倉元がストップ高、有機EL関連物色に乗り春先の急騰相場の記憶も
倉元製作所<5216>が急反騰、一時値幅制限上限の80円高は408円まで買われた。米アップルがiPhoneの表示装置用に有機ELパネルを採用すると報道されたことや、これに絡んで韓国LGが有機ELパネルを大増産するための巨額投資に動くことなどが伝わるなかで、関連銘柄への物色人気も波状的に続いている。同社は有機EL向けに低抵抗で透過率が高いITO(酸化インジウムスズ)膜などを手掛け、関連有力株として投機資金が集結する格好となっている。株価は急騰習性があり、今年3月には株価100円台半ばのもみ合いから1338円の高値まで暴騰した経緯がある。ここにきてジャスダックやマザーズなどの新興市場に個人投資家資金が回帰する動きがみられ、値動きの大きい同社株は短期筋の格好の物色対象となった。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)