エンカレッジ、上期経常を一転14％減益に下方修正、通期も減額

士通エフサスとの協業開始など計画どおりに進捗しております。しかしながら、平成26年４月１日～平成26年９月30日の第２四半期累計期間において１および２の施策で見込んでおりました新規ライセンス案件につきましては、企業は景気動向の見極めと相まって投資計画の執行に慎重な動きがみられ、計画対比で遅延している状況です。　（*）補足説明参照また、それらの新規ライセンス案件に付随するコンサルティング売上も遅延しております。これらの状況から第２四半期累計期間で平成26年５月８日に公表しました予想値よりも売上、利益ともに計画を下回る見込みとなりました。（2）平成27年３月期　通期業績予想について平成27年３月期の業績予想につきましては、平成27年３月期第２四半期累計期間（平成26年４月１日～平成26年９月30日）の見込みを受けて通期の見通しを実施した結果、平成26年５月８日に公表しました業績予想について修正することといたしました。（*）補足説明第２四半期累計期間において、消費税増税後の影響見極めのため、投資抑制もしくは予算執行の様子見の状況となっております。なかんずく、セキュリティ投資の優先順位は合理化、効率化投資に比べて低位な状況です。また、大型のシステム統合案件の遅延などの影響を受けております。一方、教育産業における大規模な情報漏えい事件を受け、当社の主要顧客である金融業界のみならず、あらゆる業種の多くの企業で個人情報・機密情報を有するシステムの総点検が行われています。当社においても、この対策に関連する問い合わせが倍増し、セキュリティ対策に関する緊急セミナーを３回（8/28、9/11、9/25）にわたり開催し、71社約100名に参加いただきました。今回の事件を受けて、企業のシステム管理のあり方が単なるシステム証跡監査のみでなく、システムに対しオールマイティの権限を有するシステム技術者（特権ＩＤ管理者）に対するＩＤの払い出しやデータベースへのアクセス制御に関心が高まっており、運用管理全般の見直しが行われています。このため、１．各社の取り組みはセキュリティ全般にわたって点検を行っている２．単にシステムへの証跡を記録・点検し、監査するだけでなく、特権ＩＤの払い出しやデータベースなど広範囲なシステム構成についての提案や見積が求められ検討に時間がかかっているという背景があり、現状把握、対策案の立案、予算化、実施のプロセスから発注に至るまで時間を要し、対策の大規模化により来年度での予算化の動きが見られる状況です。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。