イノテックが「富士山チャレンジ２０１６」にビーコン発信機を提供

　イノテック<9880>がこの日の取引終了後、８月２２日から９月１日まで開催される「富士山チャレンジ２０１６」プロジェクトに参画し、ビーコンを活用した実証実験を行うと発表した。

　「富士山チャレンジ」は、登山者が小型ビーコンを持って登山し、山小屋などの各ポイントに設置されたレシーバーがその通過時間を検知し、その情報をクラウド上で管理することにより、登山者の位置情報などを収集することを目的とした実証実験。同社は、一部開発中のビーコン発信機（カード型、電池レスなど）、評価向け受信機を提供し、プロジェクトに参画するとしている。

　同実証実験は、１日１００人程度、延べ１０００人程度を対象に行うもので、年齢、性別、登山回数などに応じた登山時間情報や登山道の混雑度、高山病により山頂まで到達できなかった登山者の割合などのビッグデータの収集・分析を行うのが狙い。将来的には登山者が安心して登山するための情報提供や入山料とリンクした登山計画、さらに登山保険の仕組みの構築を目指すとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）