丸紅建材リース---公共投資、民間設備投資とも堅調で重仮設賃貸・工事とも増収・大幅な増益に
丸紅建材リース<9763>は、建築土木工事に欠かせない重仮設材賃貸を主要事業として展開。仮設鋼材を使用した仮設構造物(山留・支保工・作業構台など)の計画、設計を主として、賃貸、工事などを手掛ける。鋼矢板、H形鋼などが主要取扱商品。
首都圏大型プロジェクト案件や震災復興需要を中心に、公共投資、民間設備投資ともに市場環境は堅調に推移。
2015年3月期の連結業績は、売上高で前期比3.1%増の194.98億円、営業利益で同29.2%増の7.94億円、経常利益で同18.8%増の11.67億円、当期純利益で同3.3%増の8.37億円と増収・2ケタ営業増益、経常増益となった。重仮設事業は販売量を抑制して賃貸重視で営業力強化を進めており、賃貸稼動量が増加。賃貸単価も前期比較で改善傾向が続いている。重仮設工事事業も、大型建築工事が進捗して増収増益。海外でも年度後半で緩やかな回復を見せている。
2016年3月期の業績予想は、売上高で前期比2.6%増の200.00億円、営業利益で同0.7%増の8.00億円、経常利益で同2.8%増の12.00億円、当期純利益で同1.5%増の8.50億円と見込んでいる。
《FA》
提供:フィスコ