ニチリンが大幅反発、1→1.1の株式分割を実施、上期経常は26％増益で着地

　8日、ニチリン <5184> [東証２]が9月30日現在の株主を対象に1→1.1の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

　同時に決算を発表。14年12月期上期第(1-6月)の連結経常利益が前年同期比26.0％増の21.3億円に伸びて着地したことも好感された。

　主力の自動車用ホースが日本やアジア、中国での販売好調で、年初の寒波による影響を受けて減収減益となった北米を補った。欧州が現地メーカーの受注増により営業黒字に浮上したことも利益を押し上げた。
(「株探」編集部)