アトムリビンテック---「住まいの金物（内装金物）」で独自の事業領域、住宅設備機器マーケットでも優位性を発揮

アトムリビンテック<3426>は家具金物・建具金物・陳列金物など、住宅用内装金物全般の企画・開発・販売を手掛けるファブレス型企業。主として同社が企画開発した商品（取扱商品の80％程度）を協力工場に製造委託し、「ＡＴＯＭ」ブランドで国内全域の家具メーカー、建築金物店、ハウスメーカー、住宅設備機器メーカーなどに販売している。取扱いアイテムは年々増加し、現在ではおよそ5万アイテムにのぼる。

実用本位の建築金物＋デザイン性の高い家具金物＝「内装金物」に特化し、創業110年で培った加工技術とデザイン力で、独自の事業領域を構築。建具・家具ばかりではなく、住宅設備機器マーケットでも優位性を発揮し金物のみならず、総合インテリア企業として新規ビジネスを積極展開している。

足元の業績では、2014年6月期の売上高が前期比15.3％増の97.08億円、経常利益が同35.9％増の6.77億円、営業利益が同33.7％増の7.14億円、純利益が同28.1％増の4.16億円だった。より現場主義に徹した商品開発を目指して、営業本部直轄の「営業設計グループ」を主軸に据え、機能性と利便性の向上を実現しつつ、ソフトクローズのトップメーカーとして、商品群の拡充と市場への浸透に注力している。

また、2014年6月期末時点での保有金型資産は、凡そ16億に上り、2014年6月末で保有する工業所有権は約231件に上る。また、出願中の件数は、同じく27件であり、つねに商品開発を継続している。

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　提供：フィスコ