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【通貨】欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、米インフレにらみも円売りで下げづらい

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

9日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅いか。米雇用統計の改善ならドル買い先行の見通し。ただ、来週のインフレ指標をにらみ上昇は限定的だろう。一方、日本の円安牽制が意識されるものの、日中関係の不透明感から円売りが続く。

前日発表された2025年10月の貿易収支が約16年ぶりの赤字縮小となり、米経済の底堅さが意識された。それを受け米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となり、ユーロ・ドルは1.1670ドル台から1.1640ドル台まで失速、ドル・円は156円70銭台から157円に接近。本日アジア市場で日経平均株価の反発を受け、円売りが先行。ドル・円は上値メドとして意識された157円を上抜け、上昇基調を強めた。

この後の海外市場は、今晩の米雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数や失業率が市場予想通り改善すれば、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測後退でドル買い地合いに。ただ、当局者のハト派的な発言も相次ぎ、来週のインフレ指標を前に上値追いは限定的だろう。日本では円安けん制の発言が断続的に聞かれるものの、日銀の緩やかな利上げ姿勢や財政懸念、日中関係の不透明感が円売り要因として意識されそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 スイス:12月失業率(予想:3.1%、11月:2.9%)
・19:00 ユーロ圏:11月小売売上高(予想:前月比+0.1%、10月:0.0%)
・22:30 加:12月失業率(予想:6.7%、11月:6.5%)
・22:30 米:12月非農業部門雇用者数(予想:前月比+7.0万人、11月+6.4万人)
・22:30 米:12月失業率(予想:4.5%、11月:4.6%)
・22:30 米:12月平均時給(予想:前年比+3.6%、11月:+3.5%)
・22:30 米:10月住宅着工件数(予想:133万件)
・22:30 米:10月住宅建設許可件数(予想:135万件)
・24:00 米:1月ミシガン大学消費者信頼感指数(予想:53.5、12月:52.9)

《CS》

 提供:フィスコ

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