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【材料】テスラ、ドアハンドルを巡る問題が再び注目 米当局が調査開始=米国株個別

(NY時間11:33)(日本時間01:33)
テスラ<TSLA> 482.38(-3.18 -0.65%)

 テスラ<TSLA>が軟調。米国で同社のドアハンドルを巡る問題が再び注目を集めている。米連邦の自動車安全規制当局である米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が、一部の「モデル3」に搭載されている非常用リリースの調査を開始した。

 NHTSAは、機械式のドア解放装置が隠れており、表示がなく、緊急時に直感的に見つけにくいとの申し立てを調査していると明らかにした。

 調査のきっかけは、2023年に車内に閉じ込められたと主張するジョージア州のテスラ車所有者クラウス氏が欠陥調査を求めて提出した請願で、NHTSAは請願を認めるかどうかはまだ決めていない。対象は2022年モデルのモデル3セダン約17万9071台と推定される。

 同社は電動ドアハンドルの先駆者だが、特に衝突後に予告なく作動しなくなる場合があるとされる。なお、NHTSAは9月、12ボルト電池があがった際に子どもが車内に閉じ込められたとの報告を受け、特定の「モデルY」のSUVでドアに欠陥があるかどうかの調査も開始している。

 前出のクラウス氏は先月、2023年の事故でドアが開かず、炎上するモデル3から蹴破って脱出せざるを得なかったとして請願を提出した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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