【注目】ゼレンスキー大統領、ロシアが中国企業の衛星画像の支援を受けている可能性

　ゼレンスキー大統領は、ロシアがウクライナのエネルギー施設を攻撃するために中国企業の衛星画像データの支援を受けている可能性があると述べた。大統領は、ウクライナ対外情報庁長官のイヴァシチェンコ氏と会談した後、ＳＮＳへの投稿で、「ウクライナ領土に対する中国の衛星撮像と、それに対応するエネルギーインフラへのロシアの攻撃との間に相関が見られる」とし、「ロシアと中国の一部事業体との関係が強まり、宇宙由来の情報データが提供されている可能性を記録している」と明らかにした。

　ゼレンスキー大統領は、この問題はロシアの侵攻開始からほぼ４年に及ぶ戦争の終結を目指す外交努力を損なうとして、同盟国に提起する考えを示した。一方、中国政府が自国企業の関与を認識しているかは不明だとも述べている。

　ロシアは直近、ウクライナの電力網に対し無人機やミサイルによる執拗な攻撃を続け、厳冬の中で数百万人が停電に苦しんでいる。先週には、ウクライナのキスリツァ外務次官が北京で中国の劉彬外務次官補と協議を行い、戦争についても議論した。

　米国はバイデン前政権下の２０２３年、ウクライナの地点上空の衛星画像をロシアの技術企業に提供したとして中国企業１社に制裁を科し、ロシアの戦争を支援する企業の問題を中国政府に提起していた。

株探ニュース